内藤医院及び内藤邸

 

佐賀県富士町大野の医院併用住宅です。住宅は木造の大屋根、医院は木造トラス構造で、医院と住宅は半戸外の渡り廊下でつながり、季節を感じながら行き来できます。雷山をはじめ周囲の自然を借景に、地形を十分に読み込んだ配置となっています。また、外断熱工法のため、家の中全体が一定の温度で保たれ、富士町の きびしい気候の中でも、一年中快適にすごすことができます。診療所は、お年寄りのために待合室は畳敷とし、堀こたつをもうけました。床、天井にも木を使用し、あまり病院らしくない あたたかい空間となっています。


住宅部分の外観です。庇を土庇として長く出して回遊できるようにしています。屋根の中央に中庭があります。

住宅部分の外観です。庇を土庇として長く出して回遊できるようにしています。屋根の中央に中庭があります。

待合室に掘りコタツを造りました。患者さん同士で世間話をしながら診療の順番を待っています。

<住宅リビング>

 

リビングの中心には暖炉を据えました。 炎によって暖かい団らんが生まれました。

<和室入口と回廊>

 

玄関から和室入口を望む。入口脇から回廊に面して多くの棚があります。オーナーの人生の思い出深い品々が飾られています。

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